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ご近所散歩はカメラと一緒 ①
心身の健康のためにご近所を散歩されているかたも多いと思います。その時に、カメラを持って出掛けてみませんか。写真撮影は、何も旅に出なくても、街に出なくても、ご近所でできるのです。
ズームレンズを一本つけて歩くとか、単焦点レンズ一本だけで出掛けるとか、その日の気分でいいと思うのです。今日は標準単焦点だったから、明日は長玉単焦点にしようとか、マクロにしようとか変化をつけて出かけます。翌日の予定を作れるって楽しいですよ。歩くコースも気ままに変えて自分だけが知っている撮影地を作っちゃうのです。
ところが、日頃、家の周りなど写していないと何を撮っていいかわからないかもしれません。
おすすめは、①壁、②草花、③色・形・線、です。
今回は①壁、②草花の例をご紹介します。
以下の4点は①壁を撮影した例です。
平面だけでも、何かとの組み合わせでも、なにか見つけたらまずは撮ってみましょう。
②草花の場合は、真上から見たり横から見たり見上げてみたりしてみましょう。毎日繰り返し見ていると、季節変化が感じられて面白いです。
気軽に何にでもカメラを向ける姿勢が大切です。そして被写体をよく観察して写していきます。慣れてきたら、単焦点レンズだけでカメラ散歩をすることを是非お勧めします。なぜならアングルを決めるために足が動くようになるからです。大作を作ろうなんて考えずカメラ散歩を楽しんでください。次回は、③色・形・線について解説いたします。
著者 : 風景写真家 佐藤 尚プロフィール

1963年福井県生まれ。山岳写真家・風見武秀氏に師事した後、フリーとなり、日本各地の農村風景、自然風景、などを対象に撮影を続け、新潟県魚沼、埼玉県見沼田んぼ、を集中的に取材している。近年は人の営みが感じられる『ほっと風景』をテーマにした作品作りをしている。2017年に個展「47 ぼくのより道」をフジフイルムスクエアにて開催。