Answer 風景写真家 佐藤尚の風景写真撮影トレーニング
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正解は「4. 光の射す方向」でした。

この作品は、「半逆光」で撮影しています。半逆光とは、完全な逆光状態ではなく、被写体の側面やや後方から光が射し込んでいる状態をいいます。半逆光の位置取りで撮影することで、逆光、順光時にくらべ、陰影がつきやすく、はっきりと足跡を写すことができます。作品の肝は「足跡の導線・流れ」ではありますが、それを効果的に見せることができる光の射し方にも気を付けましょう。

雪景色の中には足跡が残っていることがあります。
足跡を効果的に写すことで、作品を見ている人の視線を誘導することができたり、時間の経過や、足跡を残した人や動物の進んだ方向を表現することができ、一枚の写真の中に、いろいろな情報を含めることができます。そして、物語が生まれ、作品をご覧いただく方に写した時の思いが伝わります。雪に限らず砂浜などでも足跡を見ることはできますので、見かける機会があれば、風景の一部として被写体に選んでみてはいいのではないでしょうか。

せっかくですので、もう少し雪の中での撮影で気を付けた方がいい点をご紹介します。
雪に限らず冬の屋外での撮影は気温が低くなります。防寒対策は当然として、常温時に比べ、低温状態だとバッテリーの減りは早くなりがちです。長時間、多量に撮影する場合はメモリーカードだけでなく、バッテリーの予備も持っておくことをお勧めします。

また三脚を使って撮影する場合、雪が三脚についたまましまうと、凍って固まってしまい次に使うときに使いにくくなるほか、そもそも三脚を痛める原因にもなりかねませんので、使った後はしっかりとケアしましょう。