Answer 風景写真家 佐藤尚の風景写真撮影トレーニング
Answer 風景写真家 佐藤尚の風景写真撮影トレーニング

気をつけた構図のポイントの、正解は「2. 背景を整えて奥行きを意識する」でした。

画面中央の植物に霜がおりた様子を印象的に写すために背景をえらび、さらに被写体がさらに引き立つよう、前景・背景をぼけさせるために、奥行きを意識して撮影しています。
背景に黒い部分を配置することで霜が浮き出てきます。そのために、カメラを低い位置に構え構図を作ります。バリアングルビューを利用するのもよいでしょう。立った位置から写すのではなく、しゃがんだ低い位置から被写体を捉えたことで小さな草に奥行きが出てきます。

朝日の柔らかい光には、ホワイトバランスも意識しています。
この作品ではホワイトバランスは「晴れ」を選択しています。

朝の温かみのある色調を表現するのにホワイトバランスの設定をオートのままにするのはもったいない。まだホワイトバランスの設定をオートにしたまま触ったことがない方は、朝日や夕日に照らされた風景は撮影結果の違いがわかりやすくでますので、ぜひ一度試してみてください。

またピントを合わせやすくするための撮影テクニックとしてもう一つご紹介します。

この作品では、ピントを合わせやすくするために被写体に対してカメラを平行に構えることも意識します。上に伸びる草の多くの部分にピントがくるようにしています。

背景の選択、背景前景のボケ、ホワイトバランス、カメラを構える位置などいろいろと要素の詰まった作品ですが、これらの要素を組み替えることで全く違った作品になります。皆さんの好みに合わせた作品作りのヒントにしてみてください。