Answer 風景写真家 佐藤尚の風景写真撮影トレーニング
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正解は、「1.鷺が目的の場所にくるまで待つ」でした。

野鳥の多く生息する渡良瀬遊水池の湿地帯での撮影です。

この作品では、画面中央に存在感のある影が大きく在り、またそれが水面に映ることでそれだけでも印象的なシーンではあったのですが、周囲を見渡すと鷺がその印象的な影の方向に歩いていたので作品に取り入れようと考えました。

しかし、偶然出会った動物は、よほど運が良くない限りは意図通りには動いてくれません。下手に声をかければ逆に警戒されるか、悪くすれば飛んで逃げていくこともあります。

この作品では、鷺がベストなポジションに来るのを、じっと待ち、ようやく訪れたタイミングでシャッターを切りました。構図では、鷺が向いている方を広く開けるようにして獲物を探しているようなイメージを持たせています。

シャッターチャンスが来るのをじっと待つのも風景写真の楽しみの一つです。

動物に限らず、風の吹き方、雲の流れ方、光の射し方など、要素は様々です。

撮影するときは少しだけ、待ったり、立つ場所を変えたり、カメラの目線の高さを変えたりして変化を観察してみましょう。そうすることで、写真に写る風景は全く違う表情をみせることがあります。撮影時には、ぐるりと周囲を見渡して、取り入れられるものがないか、余計なものが写りこまないか、しっかりと画面を確認しながら撮影をしてみましょう。