Answer 風景写真家 佐藤尚の風景写真撮影トレーニング
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正解は、「1. ISO感度を上げて、早いシャッタースピードで撮影する」でした。

作例のように、日が陰った暗い場所で降り落ちる雪の粒を捉えて撮影する場合、露出の設定が重要となります。
「露出」と言うと難しく感じる方もいるかももしれませんが、「露出」とはデジタルカメラの撮影センサーに届く光の量のことで、絞り・シャッタースピード・ISO感度3つの組み合わせで画像の明るさが決まります。

作例の場合、「絞り F/8」「シャッタースピード1/320秒」「ISO1600」で撮影しています。
シャッタースピードを上げると速く動いているものでも止まっているように撮ることができます。 この撮影を行った時は、雪がしんしんと降り、周囲は薄暗く、撮影センサーへ届く光の量が足らず、AUTOではシャッタースピードが遅くなってしまう気象条件でした。
そこで、ISO感度を上げることで速いシャッタースピードが利用できるようにして解決しました。

撮影手順は、まず降る雪が雰囲気の良く感じられる絞り値を決めます。この時はF/8にしました。開放ですと雪は多く写らず、絞り込むと雪は小さくなってしまいます。
そして、ISO感度を1600と高い値を設定することで、取り込んだ光を増幅させ、シャッタースピードを1/320秒と早く設定できました。
センサーに届く光の量を多くすることで、作例のように雪を止めて「静かに雪が降り積もる」様子を写すことができます。

以下の作品は、シャッタースピードをやや遅くして、雪を「流した」例です。
雪に限らず、さまざまな動く被写体を、止めたり流したりすることで、全く違う表現が生まれます。
様々なシーンで、いろいろと試してみて、自分だけの作品作りにチャレンジしてみてください。