「私の旅スナップフォト Part1」Web公開&講評/アドバイス
My FUJIFILMではプレミアムデジタルカメラ「Xシリーズ、Finepixシリーズ」のユーザーさまに“私の旅スナップフォト”をWEB上で応募いただき、写真家こばやしかをる先生による作品の講評を行いました。
本ページでは応募作品と、講評の一部をご紹介します。
ご応募いただいた皆さまへは個別に作品の講評をお送りいたします。到着をお楽しみに!

ニックネーム:はやたさん
作品タイトル「わたしとあなたの未来へ」
こばやしかをる先生の講評
上下、左右にシンメトリーで構成されていてとてもバランスよく、安定しているので見ていて気持ちの良い作品です。地上の街並みが天井に映り込み、ホワイトバランスを電球にしたことで映画などで見る宇宙船のような、現実離れした不思議な空間に仕上げられています。周辺が暗く落ち込んだことで視線が自然と窓の外へ流れます。モノクロで撮影しても素敵な作品です。
空間の中に歩く二人の人物の歩く姿、歩幅、タイミングも抜群ですが、もう少しいろんな動きの人物を取り入れてみるとスナップとしての面白みが増します。


Dadie-Keiさん : 心願成就
こばやしかをる先生の講評
広角レンズを活かしたダイナミックな画面構成で印象の強い作品です。提灯の底の曲面を取り入れることで広さと奥行きを感じさせ、人物との対比で大きさも強調されています。大きく伸ばして見たい作品です。
観光客も多く、たくさんの人が行き交う場所ですが、人物の動き、流れもカメラを意識した人がおらず自然で大変によいタイミングです。
ただ、手前の提灯下の床が広々と空いてしまっているので、もう少し周囲の状況変化を待ち、提灯を下から見上げる人を入れるなどするとさらに良いでしょう。
poirotさん : 夕景 - バリ島にて
こばやしかをる先生の講評
夕陽の沈む美しいタイミングに出会えたことが素晴らしいですね。浜辺にも陽の光が反射した部分に人物がシルエットとなり、引き立っています。人物のいる位置・間隔・タイミングも良いです。
今よりも露出を0.5マイナスにすることで、空のグラデーションをよりはっきりと出すことができます。さらには、フィルムシミュレーションを鮮やかなベルビアにすることで、一層ドラマチックになります。
画面の明暗差の分量はちょうど良いですが、画面右上の葉のシルエットが気になりました。フレーミングに気を配りましょう。
応募作品一覧(応募順/写真の下はニックネーム ※敬称略)